ある日のこと、いつものように中古カメラショップに掘り出し物がないかを見に行っておりました。
ガラスケースの向こう側をぼーっと見ていると
銀色に光るボディが目に入りました。
「む、なんだあのレンズは」
それがLENSBABY Velvet56との出会いでした。
その日はCarl Zeiss Planar T* 1.4/85 ZFも見つけてしまったので、
その出会いはまた後日書きます。
クセがすごいレンズ
買う前に、店頭でこのレンズについて少し調べました。
どうやら、かなり特殊な写りをするレンズだということ、
メーカーはオールドポートレートレンズと謳っていることがわかりました。
作例も何点か見させていただき、クセの強さに驚き。。。
それでも購入を決めました。個性が強いレンズは嫌いじゃない。
早速撮ってみたのがこちら。
左が開放で撮影した写真。
右がf4まで絞った写真。
開放のときのクセがすごい。大クセです。
ボケが凄まじいのと、すごくふわふわ写ります。
対照的にf4のときはシャープです。観覧車の鉄骨をしっかりと写しています。
次に、お花を撮ってみました。
花を照らしているライトも少し入れてみたのですが、すんごくゴーストがでました。
ただ、妖しく光る花もしっかり写せています。
マクロ撮影も。
強烈に幻想的な写りです。
個人的にマクロ写真に求めている非現実的な感じが出しやすいレンズだと思います。
最後に、人物撮影です。
メーカーが謳っているように、ポートレートレンズとして使ってみました。
幻想的な世界観の表現にはピカイチな感じです。
ソフトフィルター使わずに、レンズの絞りだけでここまで色の滲みを出せるのはすごい。
物撮影・人物撮影の両方に使えて、なおかつ標準域の56mm。
使いやすさと個性が印象的なレンズでした。
しばらくはこれで撮影会行こう。