どうも。
4月3日に東京都写真美術館に行ってきました。
とある人からオススメされた写真を美術として扱うこの場所。
いつかは行ってみたいと思っていたのです。

場所は恵比寿。
駅からは少し歩きますが、まったくそれを感じさせない道程です。
行きはどんな写真が待っているのだろうというワクワク感と、
帰りはふぅ・・・みたいな賢者タイムの余韻を感じられます。

さて、初めての訪問で何を見に行ったかと言うと、、、

特に決めていませんでした(笑
何かを観ることを目的としていなくて、
とにかく、東京都写真美術館に行けば、「展示とはこういうものだ!」という、
圧倒されるような、記憶に刻み込まれるような、目に刷り込まれるような、
そんな展示があるのだろうと期待して行きました。
なので恥ずかしい話、この作家さんが展示しているからとか、そのような動機は持っていませんでした。
このへん、普通の人はどうなんだろうなー。
なんだかんだギャラリー内に人がけっこういたので、どういうモチベーションで来たのか聞いてみたかったな。

今回観させてもらった展示は2つ。

「写真の起源 英国」「大石芳野写真展 戦禍の記憶」です。
まずは「写真の起源 英国」の感想から。
写真を撮っている人間として、写真がどのような歴史を辿ってきたのか知らないのは恥ずかしいなと思い、この展示を見ることにしました。
ダゲレオタイプ、カメラ・ルシーダ、フォトジェニック・ドローイングなどなど、聞いたことがない名詞を多数目にしました。一つ一つ調べながら、理解しながら進んでいたのですが、
めっちゃしんどかったです(笑
3面の壁を見るのに30分以上かかったりします。
ただ、今日、私たちが簡単に撮っている写真の黎明を確かに感じることができる展示でした。
絵→化学反応を利用した印画という流れを明確に見ることができました。
露出時間がまだまだ長い時代だったので、道ゆく人が一人もいない建物の写真が多くあり、これはこれでいいな〜とも思えました。
なんか、建造物の写真を撮りたくなったとさ。

次に「大野芳野写真展 戦禍の記憶」の感想です。
展示室に入る前に、撮影OKの展示があったので撮りました。
奥の少女の写真はかなり目を奪われます。
ドキドキしながら展示室へ入りました。

展示室内の写真を観ている最中に、泣きそうになりました。
ただただ悲しかったです。戦争に巻き込まれ、身体や心を失った人々が強烈に移された写真を見ると、どうして戦争するんだ、なぜこんなことになってしまったんだという憤りと、自分の無力感のようなものを感じて悲しくなってしまいました。


自分でもよくわからない、ある種感極まった状態で、自分の感情が久々によくわからなくなりました。

ベトナム、カンボジア、ラオス、アフガニスタン、コソボ、スーダン、ホロコースト、沖縄。
歴史の授業で少しだけしか聞かされない話で、知識としては持っているがまったく想像ができない世界の一部を見せてくれる100枚以上の写真は、本当に圧巻です。強烈です。引きづります。観た人の何かを変えてしまうかもしれません。

現にこんなに真面目に感想を書いている時点で、展示に対する敬意を持ってしまっています。
(いや、悪いことではないんですけどね)

慎重に言葉を選んで感想を書くのは疲れます。。。


この日は写真の持つ力というか、作家の意思を感じられる作品ばかりで凄まじく疲れました。。。
でも、このクオリティの作品が見られるのなら、また来たい。

東京都写真美術館でした。

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